ビートたけし「恩人を切り捨て愛人と独立」の報い…“陰の共同監督”を切り捨てて北野映画は撮れるのか

ビートたけし「恩人を切り捨て愛人と独立」の報い…“陰の共同監督”を切り捨てて北野映画は撮れるのか

LITERA  2018.03.15

 ビートたけしが3月いっぱいで所属事務所「オフィス北野」から独立することが明らかになった。そもそもオフィス北野は1988年にたけしが太田プロダクションから独立し設立した事実上“たけし”の事務所で、そこから独立するというのも奇妙な話だが、もちろんこの裏には、報じられているように、“100億円の愛人”A子さんの存在がある。

 A子さんは、いまから3年半ほど前に「週刊文春」(文藝春秋)2014年7月17日号で同棲中とスクープされた18歳年下の女性。たけしは40年来連れ添ってきた幹子夫人との離婚を示唆、さらに“幹子夫人に全財産の100億円払ってでもA子さん一緒になりたい”とまで言って周囲を困惑させていると報じられた。

 報道によると、たけしはオフィス北野との契約をすべて解消し、今後は、3年ほど前、A 子さんと一緒に設立した「T.Nゴン」という事務所を拠点にするのだという。

 A子さんに対するたけしの入れ込みようは、2015年4月、『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABC朝日放送)に出演した際、たけし自身が「(A子さんが)『私に命を懸けてもいい』ってテレビで言えってうるさいんだよ」というのろけ話を披露したことなどから噂にはなっていたが、芸能活動の拠点まで愛人との会社に移すとは、2人の関係が想像以上のものであることを証明したといえるだろう。

「オフィス北野は、幹子夫人が大株主と言われており、この独立は離婚への布石ではないかとも言われています」(スポーツ紙記者)

 まあ、たけしが誰と付き合おうが、離婚しようが、当事者同士の問題なので好きにしてくれ、という感じだが、今回、問題なのは、たけしが独立によってこれまで自分を支えてくれたスタッフや軍団を捨てるつもりであることだ。

 しかも信じられないことに、一心同体と言われていたオフィス北野の森昌行社長を完全に外そうとしているのだという。


森社長の存在抜きには成立しないたけしの映画


「フライデー」襲撃事件後、テレビに復帰したたけしが右翼団体から街宣車などで大々的な抗議行動を受けたことをきっかけに、たけしは太田プロを離れてオフィス北野を設立するのだが、その際、取締役として抜擢したのが森氏だった。

 以来、森社長は、芸能活動のマネジメントはもちろん、映画のプロデュース、スキャンダル対策から夫人や愛人のケアまでを一手に引き受け、まさにその身をたけしに捧げてきた。ところが、今回の独立で、オフィス北野と森社長がいまもっているたけし関連の仕事を全部取り上げてしまうつもりだというのだ。

「そもそも今回の独立はたけしさんが自分のマネジメントから森さんを一切外して、A子さんにすべての利権を集中させるために行われたものなんです。円満独立どころか、森さんはたけしさんからほとんど何の説明も受けていない。たけしさんは、A子さんと2人で『T.Nゴン』を設立した3年ほど前から、森さんを避けるようになり、ここしばらくは連絡も取れないような状態だったといいます。たけしさんのテレビや雑誌のマネジメントは事実上、A子さんが仕切っていて、森さんは担当が誰かさえ把握していなかった。そんなところから、A子さんがたけしさんをたきつけて、2人の関係を悪化させたんじゃないかという話も流れてますね」(芸能関係者)

 いずれにしても、オフィス北野はその売り上げの大半をたけしに依存しているため、たけしに逃げられてしまっては立ちいかなくなるのは確実。実際、一部では会社の経営形態を見直すという報道も流れた。

 また、たけしはこれまで弟子として大勢の軍団を抱えてきたが、彼らも捨てられる可能性が高い。

 なんとも無責任な話だが、しかし、森氏との決別はたけしにとっても大きなダメージになりそうだ。というのも、いまのたけしの最大の商品価値である「世界のキタノ」という映画監督としての評価が、森社長抜きには考えられないからだ。

 それは、森社長が、北野映画のプロデューサーとして、製作資金集めからプロモーションまでをすべて支えてきたからということだけではない。たけしの監督としての仕事も森氏がかなり重要な役割を担ってきたと言われるからだ。

「撮影現場では森社長がとにかくたけしとぴたり寄り添い、撮影が終わるとラッシュを一緒に見てディスカッションする姿がたびたび目撃されている。そして企画や演出、ロケ地や音楽や小物、細かいセリフに至るまで多くのアドバイスをしてアイディアを出す。つまり北野作品の成功は森社長のアドバイスが非常に大きいんです。たとえば、たけしを“世界”に導いた『HANA-BI』のタイトルも森社長がつけたと言われているし、キャスティングや音楽の選定などもたけしに代わってやることも多かった。また北野作品の特徴である“キタノブルー”にしても森社長が海外での青い色が印象的、という批評を知って、それを強く押し出そうとしたと言われています」(映画関係者)

 そう考えると、森社長切り捨ては、北野作品のクオリティや評価を一気に下げる、それどころか今後、映画の製作自体を困難にしてしまう可能性がある。


芸能界のドン人脈との関係、バッシング報道が巻き起こる可能性も


「テレビを見ていてもわかるように、タレントとしてのたけしは、滑舌や反応も悪く、ほとんど使い物にならない。それでも、テレビのレギュラーがたくさんあるのは、映画監督としての評価があるからです。それが維持できなければ、それこそタレントとしての商品価値が下がり、テレビでの仕事もどんどん減っていくという事態になりかねない」(テレビ局関係者)

 さらにもうひとつ気になるのが、“芸能界のドン”との関係だ。たけしが右翼団体からの抗議を受けたあと、太田プロから独立し、オフィス北野を立ち上げたことは先述したが、その際、右翼団体との仲裁に入ってもらった見返りとして、バーニング系が経営に入り込んだとの情報が流れた。実際、オフィス北野設立時には、バーニングプロダクション周防郁雄社長の朋友である、ライジングプロダクション社長の平哲夫氏はじめ、複数のバーニング人脈が役員として名を連ねていた。現在、その関係がどうなっているのかは不明だが、今回の「たけしが愛人と独立」をスクープしたのが、バーニング御用達として知られる「スポニチ」だったというのも気になる。

 もしかしたら、たけし独立を快く思っていないバーニング系が今後、バッシング報道を仕掛ける可能性もあるかもしれない。

 しかし、たけしは周りの人間をすべて裏切り、芸能界を敵に回しても、A子さんを選んだ。“老いらくの恋”と言えば聞こえはいいが、これ、もしかしてあのパターンではないのか。やしきたかじんとか、高倉健とか、宇津井健とか、男性大物芸能人が晩年になって出会った女性に、周囲が困惑するほどハマってしまい、相続などの大きなトラブルに発展する事態が続発している。

 もちろん、前述したように、そういう人生を選ぶのもたけしの自由だ。ただ、あのたけしが明らかに年老いて弱っているがゆえの行動に出ているのをみていると、やはり一抹の寂しさを感じてしまうのである。

(林グンマ)

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